Amiesの通訳・通訳ガイド日記

仙台を中心に通訳・通訳案内士として活動しています。魅力あふれる東北の観光情報を発信していきます!

鹽竈神社と多羅葉の思い出

先日、通訳案内士の方たちと塩釜へ行ってきました!

訪れるたび、本当に素敵な雰囲気の街並です☆

塩釜ボランティアガイドの方に、鹽竈神社を中心に案内して頂きました。

~ガイドさんのお話より~ 

江戸時代、歴代の仙台藩主は鹽竈神社を厚く保護した。

そのため、たくさんの参拝客が神社へ来るようになり、酒屋、みそ屋、醤油屋、薬屋が発展した。

*写真左:太田屋(ガイドさんお勧め仙台みそジェラート🍦)

*写真右:丹六園(看板にある『志ほか満』お菓子を食べると満たされるという意)

*写真下:浦霞醸造元株式会社佐浦(鹽竈神社の御神酒酒屋として繁栄)

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家紋は丁子(clove)の蕾を図案化

「薬にも毒にもなる、料理の味も増す」という特徴がお酒と似ている事から

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(☝Wikipediaより画像をお借りしました)

 

鹽竈神社への参道には、表坂と七曲り坂があります。

表坂はお祭りで神輿が登り下りすることで知られる202段の石段の道。

体力的な問題で、今回は七曲り坂を登ることに。

表坂を見下ろすとこんな感じです☟

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随身門 

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写真では少し見えにくいですが・・💦

狛犬】神様が創った犬で想像上の生物とされる、寺社を守り邪気を追い払う

右:声を出して(口が開いている「あ」)

左:睨みつけて(口が閉まっている「ん」

【随神】ご社殿や神社社地などを守る神様、雛壇の随身と同じ配置

右:左大臣(老人)

左:右大臣(若者)

【鹿の像】神の使い

昔はたくさんいたが火事が起こったため、鹿の習性でそのまま戻らなかった

 

修復を終え、ピカピカの唐門

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【写真左】

別宮:塩土老翁神(しおつちおじのかみ) 

海や塩の神(この地にとどまり人々に塩の作り方を教えた)

安産祈願の神

【写真右】

左宮:武甕槌神(たけみかづちのかみ)

右宮:経津主神(ふつぬしのかみ)

陸奥平定のために派遣された朝廷の神

武運の神

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さて、ここでガイドさんからの突然の質問タイムです!

「こちらのご本殿は男神、女神のどちらでしょうか?」 

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☆ヒント☆下記ご参照ください☟

【千木(ちぎ)】

社殿の屋根の両端の所、交差し高く突き出ている部分

先端が垂直なら男神、水平なら女神

f:id:amies_via:20180825151312p:plainWikipediaより) 

【鰹木(かつおぎ)】

千木と千木の間の棟の上に、棟に対して直角に並んだ数本の木

奇数なら男神、偶数なら女神

そうです。答えは、「男神」でした~。

【懸魚(げぎょ)】火伏のまじない、「魚」を模した飾りを屋根に懸けた

Wikipediaより)

 

鹽竈神社のガイドも終盤に差し掛かった時、ガイドさんが多羅葉について説明して下さいました。

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多羅葉(たらよう)

日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されている。また、葉の裏面を傷つけると字が書けることから、郵便局の木として定められている。

f:id:amies_via:20180825154953p:plainWikipediaより)

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実は・・・

私は2年ほど前にも、こちらのガイドさんに塩釜市内をご案内頂いたことがあり。

その時に落ちていた多羅葉の裏に達筆な字でサインし、プレゼントとして下さったのでした。

「せっかく頂いたものなので、手帳に入れて持ち歩いてました」

と、お見せしたら♪

「おぉ~!私の書いた字です!よくお持ちでしたね!」

と、とても嬉しそうな顔をされていました(^^♪

 

ガイドさんとは鹽竈神社でお別れし、その後はお楽しみのランチへ♪

レストラン・シェヌー

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朝から頑張った分、至福のひとときを過ごしました🍰